今回の補正予算は、決算見込みに立った所要額についての補正で、収益的収入125,323千円、収益的支出125,298千円をそれぞれ増額するもの。
以下の項目等について質問に立ちました。
収益的収入について
道費補助金 新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金 332,919千円の内容を確認
新型コロナウイルス感染症対策において市立根室病院は重点医療機関に指定されており、各フェーズに応じた病床確保数に対し交付される補助金であり、今回は令和3年4月から8月末までの病床確保として一床一日当たり71,000円が交付された。(実績交付)
今後、更に、9月以降についてもフェーズに応じた病床確保に対する補助金が見込まれる。
特別減収対策企業債 △97,500千円の減額理由等を確認
新型コロナウイルス感染症により入院・外来収益の減収に対する補てん措置として認めあれた特別減収対策企業債。
当初予算において284,300千円を措置
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金が措置されたことにより減額。
今後の補助金の推移や収支見通しを見極め、更なる減額が出来るよう取り組むことを要請
収益的支出について
給与費 給料の△9,531千円の減額、職員手当34,525千円の増額、報酬28,227千円の増額理由について確認
看護師給 △21,755千円は令和2年度末退職者4名、中途退職者3名
看護体制の充実のための対策に努めるよう要請
特殊勤務手当 33,268千円増
新型コロナウイルス感染症従事者手当26,471千円増
(対象従事者数 当初1,440件 →8,594件に)
新型コロナウイルスワクチン接種業務従事者手当 4,777千円増
報酬 非常勤医師 11,788千円 呼吸器内科等の出張応援等の増
医師給 17,276千円 市内在住医師の非常勤採用による増
※常勤換算の医師数の状況を確認 常勤医師18名、非常勤3名、出張医師の応援体制を含め21名体制(改革プランの目標人員と同等体制)
経費 手数料 10,040増の理由について確認
常勤医師2名の紹介手数料が主な内容(8月、11月に採用あり)
患者動向の決算見込みについて確認
10月末までの実績
入院患者数 79.4人 一日一人当たり単価42,612千円
外来患者数 457,5人 一日一人当たり単価11,312千円
11月以降は当初予算ベースを目標値とした決算見込みをもとに今回の入院・外来収益を積算
入院収益 △85,228千円、外来収益△26,870千円を見込んだもの
→入院いついては、コロナ専用病床がフェーズ3からフェーズ1になり、病床の運用が緩和され、わずかではあるが戻りつつあり、11月から患者増に向けた取り組みに努めている。
→外来については、コロナによる待合の混乱を避けるため定期受診の間隔を広げたことが影響、患者数も徐々に回復しているが、入院同様相当時間を要する見込み。
新たな改革プランの策定作業が遅れているが、国のガイドラインを待つことなく病院独自に経営状況の分析、改革目標をもって経営改善に取り組んでいただくことを要請
また、来年1月末を持って閉院とはる小児科医院の影響把握、患者受け入れ体制や小児検診、インフルエンザワクチン接種等々、市民、特に子育て世代の皆さんが安心して医療を受けることができるよう、市民周知の在り方もふくめ、しっかり体制整備に取り組むことを要請
オンライン資格確認システム整備委託 4,092千円の追加について
マイナンバーカードを利用し保険証確認等のためのシステム
※システム導入のメリット等を市民に伝える作業、マイナンバーカードの普及率アップの取り組みが必要であり、市長部局と連携しPR活動を行うよう要請。
※マイナポータルサイトもご覧になってください。
市立根室病院は免震構造。正面入口に段差がありスロープ対応になっていますが、この構造のためだそうです。
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