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執筆者の写真toshiharu honda

令和6年9月定例月議会・補正予算審査特別委員会

 今回の補整予算は、ふるさと応援寄附者に対する返礼品贈呈経費の増額及び要介護者に対する通所入浴サービスの委託に伴う経費の補整等、事務事業の執行上、特に支障のある経費に限定した補正。

一般会計補正第3号 補正予算額 4,846,406千円(補正後の総額30,593,861千円)


主な補正予算措置

歳入予算

・ふるさと応援指定寄附金 3,000,000千円

・ふるさと応援基金繰入金 1,480,590千円

・前年度繰越金 339,558千円

歳出予算

・ふるさと納税推進事業経費 1,480,590千円

・地方財政法の規定に基づく前年度繰越金の積立(財政調整基金)170,000千円

・ふるさと応援指定寄附金等の積立(各関連基金への積立金)3,013,146千円

・身体障がい者知的障がい者福祉援護経費 9,433千円

・保健指導及び医療対策経費 375千円

・市立学校適正配置推進事業経費 ▲33,418千円

・歴史と自然の資料館管理運営経費 2,589千円

 

以下の項目について質疑を行いました。(準備した質疑用資料等)


1. 保健指導及び医師対策経費 375千円増

・8節 普通旅費 315千円増

・13節 使用料及び賃借料(自動車借上料)60千円増

① 補正理由の確認(旭川医大寄附講座拡大についての経緯・経過の確認)

→旭川医科大学が寄付金を基に職員を雇用、運営する寄付講座拡大を目指し本年度スタートさせた「地域医療創成プロジェクト」についての大学側からの説明への対応等、医師派遣大学との打ち合わせ等に要する旅費に関する補正。  

② 根室市と旭川医大学とのこれまでの関係を踏まえつつ、医師を派遣いただいている道内3医教育大学や私大との関係も含めた検討、対応を要請!

③ 過去の市立根室病院の取り組みなどの話も交えつつ、医師確保、看護師等医療従事者確保対策の必要性について意見を述べる!


2. 教育費 教育総務費 事務局費 

市立学校適正配置推進事業経費 委託料 33,418千円

① 減額の内容とその理由について

→・この委託料は、根室市立適正配置計画に基づく、老朽化する北小学校の改築、並びに柏陵中学校との統合、将来の義務教育学校化を見据えた、基本計画委託に要する経費。

・当初、校舎本体の基本設計に加え、現在の校舎の耐力度調査や改築にあたっての地盤調査・用地現況測量等を行うことで積算、予算を確保したもの。

・基本設計業務委託の入札にあたり、設計に向けた現地調査等、専門技師による技術的視点からの判断により、耐久度などの諸調査を実施する必要がなくなったことによる減額、及び、入札に伴う減額。

・体力度調査(北斗小学校の老朽化診断)1,000万円、地盤調査・用地現況測量1,300万円、これら調査に係る人件費や旅費、諸経費等398.3万円、入札減643.5万円を減額措置。

※専門技師による技術的な視点の判断は、本来、当初予算措置前に行うべきであり、当初予算措置の考え方がに問題があるものと指摘(意見として)

② 今回の措置は、北斗小学校の柏陵中学校併設を想定した基本設計であるが、今後のスケジュールについて

→令和6年度 基本設計 令和7年度 実施設計 令和8.9年度工事 

 令和10年度供用開始を想定 ※どの程度の事業費を見込んでいるのか?

③ グランドデザインでは30億円を想定しているが、実際の事業費の見通しは?

→ 基本設計段階は正確な積算は難しい。(物価高騰等の影響が想定される)


※北斗小学校の移転により、放課後教室の整備の同時に想定する必要があるが、この点についてはどの様な判断をしているのか?(花咲小学校併設の放課後教室は約2億円、資材高騰等を踏まえると1.8~2倍が想定される)

※今後の学校施設整備のための財源対策をどの様に想定いているのか、教育委員会として計画を示すべき。


3. ふるさと納税推進事業経費 1,480,590千円

財産管理費 積立金 ふるさと応援寄附金関連 3.000,000千円

※今回のふるさと納税推進事業経費の補整額は積立額の49.3%(50%以内であり適正措置)

①記念品 1,050,000千円は積立額の35%相当額であるが、記念品、送料、事務費はどの様な構成比となっているのか?

→ 記念品 25%、送料、その他事務費等 10%

②これまでも指摘してきているが、送料については、統一単価設定、或いは、市が直接負担するなどは考えられないのか? 他都市の取り組み状況などはおさえていないのか?

→取扱い業者とも協議検討は続けているが、現況では、現状のスタイルを継続する考え。他都市の取り組み状況も確認している。 

③役務費 手数料 390,000千円は積立額の13%相当額であるが、これは全て仲介サイト利用料か?

→サイト利用料、クレジット決済手数料、PayPay等手数料、税処理の対応等を含むもの

④ 今年度の制度改正により得点ポイントを付与する仲介サイトの利用ができなくなると聞いているが、この点に関しての影響はないのか?

→得点ポイント付与はなく、国から示されたルールのもの運用している

⑤ 今回の積立金30億円は、現行ルールに基づく額といえるが、今後の各事業の推進の優先順位等を考慮したうえで、積立額の再配分、追加積立等を本年度から先行して行う考えはないのか?

→・ 令和6年度が現行計画の最終年度であり、設定してい年度末基金積立額200億円を目指す。

・総合体育館建設基金のように、この期間中に活用を想定していた基金分については、200

億円の外数として捉え対応している。

・積立金の再配分、追加積立等については、今年度の状況を見極めながら、これまでの答弁どおり、次期計画の中で検討。


以下、時間の関係上、十分な質疑はできず、決算審査特別委員会で質疑要望

※総合体育館建設基金や公共施設等維持補修基金等の積み増し、公共交通維持安定化基金の内容の見直し(6月議会で一般財源化された津線代替輸送確保基金 ▲40,642千円活用)等々を要望。

※今回の補正予算措置を踏まえた年度末基金残高は、約182億2千万円であるが、R6年度末の目標である200億円を超えるためには、今年度、今後、どの程度の寄附金を見込む必要があるのか?

※各基金毎に基金残高到達目標が設定されているが、本補正を踏まえた中で、それぞれどの様な状況にあるのか?(基金前に増減があり、特に、ふるさと応援基金本体は目標値を下回っている)



  1. 身体障がい者知的障がい者福祉援護経費 9,433千円

内)通所入浴サービス業務委託料 756千円 追加

追加となった事業の内容、予算措置額等を確認

・昨年6月末をもって訪問入浴サービスが停止(看護師の退職等により社会福祉協議会で施設基準を満たす体制が組めなくなったため)、市外の民間事業者に参入をお願いしていたが、スタッフの確保が困難なため、その目途が立たない状況が続いていた。

・新たな対応策として、「セラピーこざくら」に委託し、セラピーこざくらの施設にて送迎付きの通所型入浴サービスを実施する。

・隔週土曜日、月2回(1回あたり3名)実施。その後の様子を見て実施回数の槽、新規利用者の受付を検討。

・事業は、10月より開始

・送迎、入浴に書かkる委託料として、@18,000円×7名(1か月当たり)×6か月分756,000円を今回予算措置。

※送迎時に必要なストレッチャー(680千円)を市費購入し無償貸与

※財源は社会福祉基金




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