2. SDGsの取組み体制と目標・指標設定について
【質問】
市政方針では、SDGsの概念を胸に市政推進に尽くすと述べておられます。
確かに、SDGsの理念に沿うことで、政策の最適化、地域課題解決の加速化という相乗効果が期待できるとされており、また、地方創生の取組の一層の充実・深化に繋げることができるため、SDGsを原動力とした地方創生の推進が必要だと考えます。
他都市の取り組みななどを見ますと、SDGsに取り組むための体制を整備し、具体的な目標や指標を設定、アクションプログラム(行動指針)を示し、そのフォロアップまで行っています。
更には、総合計画、都市計画マスタープラン等各種計画にSDGsの目標やターゲットを組み入れている自治体もあります。
根室市としては、現状、「理念を胸に」という表現だけですが、市民も参加する、より踏み込んだ、全庁的な、また、全市的な取り組みとして、体制の整備や行動指針等の検討もすべきと考えますが、市長の見解を伺います。
【答弁】
SDGsで設定されている17の目標については、貧困対策や保健福祉の増進、教育、水やエネルギーなどのインフラ整備など、その多くが、持続可能なまちづくりに向けて、自治体で行っている施策のすべてが包括されるものであり、国際社会全体の開発目標であるSDGsの目指す17の目標とスケール感は違うものの、総合計画の推進を図ることで、SDGsの目標達成に資するものと考えている。
提案いただいた、体制整備や指針づくりなどについても、新しい総合計画の策定作業の中で対応方法を検討する。
【意見等】
「選ばれるまち」を目指すのであれば、SDGsの理念に沿う様な取り組みの展開が行政が進める政策の最適化、地域課題可決の加速化という相乗効果を期待できますので、原動力として、根室市独自の目標・指標設定を行い、そのゴールに「選ばれるまち」があってもいいものと考えます。
SDGsは2030年までの国際社会全体の開発目標の設定です。次期総合計画の期間中になりますので、是非、具体的な目標設定とその達成に努めていただきたいと思います。
また、市が取りまとめる各種計画においても、SDGsの目標やターゲットを組み入れて、市民にこの考えが浸透させるよう、そして、まちを挙げて、SDGsへの取り組みとなるよう、取り組んでいただきた。
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